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霜 康司の英語と演劇のブログ

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英語学習に革命を起こすミニマルフレーズ方式

英語を覚えるのには時間がかかる、と嘆く前に、ミニマルフレーズ方式を試してください。あなたの英語学習に革命を起こします。
ミニマルフレーズとは、いわば英単語を覚える最小の単位です。え? 最小の単位は単語じゃないの?と思う人もいるでしょう。でも、英単語を一つの単語だけで覚えるのは実は簡単なことではありません。たとえば次の単語を見てください。

① alive; living
② alone; lonely

まず①の2つの単語は、どちらも「生きている」という意味を持ちますが、その使い方には注意が必要です。たとえば、a living animalとは言えますが、×an alive animalとは言えません。②の場合も同様です。live alone「一人暮らしをする」とは言えても、×an alone life「孤独な生活」とは言わず、a lonely lifeと言います。(aloneは必ずしもさびしいということを意味しませんが、 feel lonelyは「さびしく感じる」です)
これを文法的にまとめると、次のように言えます。

★afraid, alive, alone, alike, asleep, awakeなど、a-で始まる形容詞は、名詞の前に置いて修飾することはできない。たとえば、「似ている兄弟」というつもりで、×alike brothersなどと言ってはいけないし、「こわがっている女の子」のことを×an afraid girlと言ってもいけない。

 このように英単語を単独の意味で覚えるだけでは、正しい英語を話したり書いたりすることはできません。しかし、単語を覚えながら文法を気にしすぎるのも面倒です。そこでオススメしたいのがミニマルフレーズ方式です。周りの簡単な単語と一緒に、フレーズを丸ごと覚えればいいのです。

□ keep an animal alive 動物を生かしておく
□ a living animal 生きている動物

ミニマルフレーズには、覚えやすいビビッドなイメージを持たせるだけでなく、★で述べたような文法的事項も自然と含むよう工夫しています。単語を単独で覚えようとするより、学習項目を押さえたミニマルフレーズを覚える方が遙かに実用的なのです。

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